Blender初心者のかた向けに「ひとまずここをおさえておきましょう」という内容を紹介。細かい環境設定やメニュー内容には触れず、インストールして触り始めたばかりでも、作業を進めるのに有用な設定を画像を交えて記事にしました。
どうか、あなたのBlenderライフのお役に立ちますように――
メニュー
基本メニューになります。
ファイル操作や環境設定、ウィンドウの設定など、基本操作項目が並んでいます。
Edit > Preference
環境設定になります。
Preferenceの設定画面
では、設定をすすめていきましょう。
まずは、Blenderの表示は英語表示にしておきましょう。
なぜ英語表示なのか?
これはBlenderに限らずなのですが、ネット上のあらゆる情報というものは圧倒的に英語圏のものが多から。
なので、例えばYouTubeなどで参考になるTipsやチュートリアルを発見した場合に、字幕機能に頼らなくても動画であれば画面を追っていけば、なんとかなります。
そんなときに英語表記にしておけばスムーズにすすめられて、無駄な時間を減らせます。
なので、多少抵抗があったとしてもここは英語表記にしておく方がよいのではないでしょうか。
UI言語の変更
ではUIを英語表記にしましょう。
Preference 設定の
Interface(①) > Translation > Language
で変更できます。
プルダウンから「English (English)」を選択しましょう(②)。
Preferenceのおすすめ設定
その他、独断ではありますが、初心者向けに最初に設定しておいたほうが良いであろうと思うPreference設定を・・・
おすすめ その1
Keymap(①) > Spacebar Action で「Tools」を選択(②)
この設定をすることで、3D Viewport上でスペースバーを押すと、カーソル位置にToolsメニュー(デフォルトでViewportの左に並んでいるメニュー)が表示されるようになります。
おすすめ その2
System(①) > CUDA でGPU、CPU 両方にチェックを入れておく(②)
これで、レンダリングにGPU+CPUが使用されるので高速化できます。
おすすめ その3
Save&Load(①) > Auto Save > Timer (Minutes) で 自分が「何分ごと」に自動保存をしたいかを設定しましょう。
例として、3分で設定
Window > New Window
次はWindowのメニュー。
ここでは主に複数モニターを使用している人向けになりますが、New Window を覚えておくと便利かと思います。
これは、独立したウォンドウを表示するのですが、3D Viewport だけではなく、各エディタを表示することができるので、開いておきたいエディタが多くなってしまったとき、個別に表示してサブモニターに置いてメインウィンドウ内を広く使うことができます。
Help > Manual
Blenderはありがたいことに日本の公式サイト(Blender.jp)で日本語の公式マニュアルが用意されているので、基本的にだいたい事足りるのですが、必ずしも最新バージョンに対応しているわけではないので、最新の追加機能などを調べたい時は本家のマニュアルを確認しましょう。
当然英語なんですが、Chromeの翻訳機能という強い味方(?)を使えば・・・
このとおり・・・
3Dアプリケーションの専門用語のようなものもあるので、細かいところは完璧に翻訳というわけにもいかないかとは思いますが・・・
Blenderは無料にもかかわらず、Mayaなどの有料ソフトにまったく劣らないといっていいほどの機能を備えたソフトウェアです。
Blender
Blender.jp(日本)