Blenderのモデリングでよく使う3D Viewportの操作(ビューカメラの操作・ビューの表示設定)についての紹介。
ビューの回転やズーム、フレームイン、シェーディングの切り替えなどを画像を交えて記事にしました。
どうか、あなたのBlenderライフのお役に立ちますように――
ビューカメラのマウス操作
3D Viewport のビューカメラはMMB(マウスの真ん中ボタン)と装飾キー(Ctrl、Shift)を組み合わせて操作します。
画面の回転
MMBのみ
ズームイン/アウト
Ctrl+MMB上下ドラッグ
※MMBホイールのみでも同様の操作ができます。
ドラッグした方向へ水平移動
Shift+MMB
ビューカメラのキー操作
選択したオブジェクトにフレームを合わせる:Frame Selected
.(Numpadのドット(ピリオド))キー
選択オブジェクトだけを表示してフレームに合わせる:Local View
/ キー
ヴュー内に配置されたすべてのオブジェクトがおさまるようにフレームを合わせる:Frame All
Homeキー
ビューの表示設定
シェーディング表示:Viewport Shading
ビュー右上の ViewportShading で表示を切り替えられます。
左から
Wireframe、Solid、Material Preview、Rendered
Wireframe:ワイヤーフレーム
オブジェクトをワイヤーフレームのみで表示
Solid:ソリッド
シェーダノードは反映させず、単純なシェーディングのライティングで表示
モデリング、スカルプティングに適しています
Material Preview:マテリアルプレビュー
EeveeとHDRIでレンダリング表示
マテリアルのプレビューのほか、テクスチャのペイントに適しています
Rendered:レンダー
最終結果のプレビュー表示
Render Engine によるインタラクティブなレンダリング表示に対応します。
ワイヤーフレームとシェーディング表示の切り替え
Shift+Z
※Solid、Material Preview、Rendered と Wireframe 間でのトグル切り替えであり、Solid と Material Preview と Rendered それぞれの間での切り替えではありません。
Wireframe → Solid
Wireframe → Material Preview
Wireframe → Rendered
Viewに表示する要素の設定:Viewport Overlays
よく使う主要な項目は以下になります。
Wireframeの濃さ:Opacity
面方向の表示:Face Orientation
面面は青、裏面は赤 で表示されます。
法線の修正(反転)
反転させたいポリゴン面を選択して(Edit Mode(Tabキー)で Select Mode を Face(2キー)にして選択)
Alt+N > Flip
で法線を反転できます。
Overlays表示のOn/Off
Overlays で設定した表示の表示/非表示の切り替えです。
ショートカットは
Shift+Alt+Z
です。
オブジェクトタイプごとの表示/非表示:Object Type Visibility
目玉マークで表示/非表示の切り替えができます。
※オブジェクトタイプが Mesh の場合の例
矢印マークは選択可否の切り替えができます。
※オブジェクトタイプが Mesh の場合の例
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